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既卒は人生終了じゃない! 正社員内定者が伝える既卒就活の体験談
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既卒者の就職活動といえば、決して容易なイメージはありません。
「新卒者より就職が難しい」「企業は既卒者を敬遠する」など、ネガティブなイメージが強いのが実情でしょう。
しかし、就職活動を諦める必要は全くありません。
なぜなら、既卒でも十分に(技術派遣ではない)正社員への道は残っています。
本記事は既卒になってしまった、もしくはなりそうで諦めかけている方へ、既卒者の実情と就職浪人の体験談を語っていきます。
- 既卒とは……大学や専門学校などを卒業する直前の新卒採用の応募・選考のタイミングを逃した人
- 面接が苦手な既卒の体験談
人生終了しないための就活のコツ3選
- なるべく早く行動
- 既卒・第二新卒へ特化したエージェントへ相談
- 空白期間を聞かれた際、前向きさを見せる
周りに相談できる人が居ない方向けに、無料で利用できる就活エージェントをおすすめしています。
自己分析を見てくれる相手がいないと、自分の本当の強みに気付けないかもしれません。
就活エージェントは個々の企業の強みやエージェントとの相性から2~3社の利用がおすすめです。
\ IT業界と接しやすさが強み! /
全国可、営業職に強い、院卒向け……など他の就職・転職エージェントについては下の記事にまとめました。
目次
人生終了!? 既卒者の就活の実態
本項目では既卒者とはの回答と、どうして既卒の採用が難しいと言われているのか触れていきます。
既卒とは
既卒とは、大学や専門学校などを卒業する直前の新卒採用の応募・選考のタイミングを逃した人を指します。
具体的には、新卒での就職活動をしたものの内定を得ることができなかった人や、卒業後に就職活動を始めた人が該当します。
2023年の学校基本調査(文部科学省)によると大学卒業者約59万人のうち約21,000人、大学院卒業者約74,000人のうち約3,300人が就職準備中と回答しています。
つまり卒業者の約4%が既卒と扱われます。
既卒者には学歴で区別されることもあり、大卒者の場合は「大卒フリーター」などと呼称されることもありました。
これは企業の新卒のポテンシャルに賭ける思いや、既卒への不信感、競争率の高さなどが影響しています。
また、フリーターの年数が増えていくにつれて正社員就職の成功率が減っていってしまいます。
既卒は性別や職歴に関わらず、新卒の就活チャンスを逃した人が抱える共通の課題といえます。
新卒チケットがなくても大丈夫! 既卒者が採用を勝ち取る方法5選
既卒となった今、改めて就職活動のやり方を知りたい! 近年の売り手市場で新卒の就職成功率は9割(文部科学省算出)に達する一方、既卒の内定保有率は5割未満を維持して...
なんとかなった既卒2年間の体験談
本章では既卒となってしまった筆者のエピソードをまとめていきます。
失敗から踏み出す一歩として、参考になれば幸いです。
参考記事(一般論)
一般的な既卒の既卒〇年目の方針をまとめた記事を作りました。
コロナとぶつかった就職活動
就職活動が本格化する直前にコロナが流行し、始め就活イベントがことごとく中止になりました。
それでも3月1日にマイナビ・リクナビのゴングが鳴ることは変わりません。
3月1日まで情報収集に徹していてスタートダッシュに出遅れた私は、同じ研究室の友人がインターン経由で受かっていくのを見守るしかありませんでした。
GWの頃から修士論文を書き始める冬始めまで残りの単位をオンラインで得ながら、大学推薦による面接も受けていきました。
大学推薦といえども、面接突破率は50%を切る程度です。ここで既卒について書いているように、数社受けて全て失敗しています。
結局就職担当の教授からも公務員試験の受験を願われ、1年目の就活は幕を閉じました。
公務員試験と面接の失敗
国家公務員一般職や地方公務員は5月末に試験が行われ、7月頃に面接が開催されます。
冬から人事の専門の勉強の余力はなく、学科で学んでいた分類の専門職を受験しました。
学科試験は全て通っていますが、問題は面接です。
『あなたは公務員より企業に勤めるべきだ』
こんなことを第一志望の面接中に言われるほど、面接で祈られ続けました。
もちろんこの直後に1人だけ帰らされ、官庁訪問でエレベーターお祈りは実在することを体験しました。
この後地元の企業局から電話がかかりUターン、そしてすぐに蹴られています。
冬頃まで一般職の不人気な一部部門(気象台など)から電話がかかってくることもありました。
その度に挑戦して、志望理由を取り繕えなかった点から失敗しました。
裏で就労移行支援や就職エージェントも利用し、技術派遣やIT職など数社受けて、ものの見事に祈られています。
【既卒でも遅くない!】公務員試験で成功するための具体的な戦略と学習方法
既卒後に公務員を目指す道のりにはハードルが高いイメージがあるかもしれません。しかし、合格する既卒者も決して少なくありません。 この記事では、既卒で国家公務員一...
参考:既卒1年目のより良い動き方
私の既卒1年目は自己分析が足りておらず、周りに言われるがままに公務員試験に挑戦していました。
その結果、人事院面接は通過していますがどこからも内定を貰えていません。
既卒1年目に向けて、より良い動き方をまとめた記事を投稿しました。
就活前後で大切にしていることや、AIに就職体験談を書かせたコラムもあるので良ければ一緒に見てください。
既卒1年目のための就活ガイド:成功へのステップとポイントを解説
既卒1年目の就活は、新たな挑戦の連続です。 即戦力を求める企業の期待に応え、1年間の空白期間を説明し、限られた就活経験で競争力を持つ必要があります。 成功への鍵...
就職浪人2年、マイナビによる再挑戦
まずは実践経験を積むしかない、3年目は公務員試験を保険としてマイナビで既卒就活に挑戦しました。
約60社の既卒可の会社へエントリーシートを投げつけています。
エントリーシートの突破率は5割ほど、面接の日程は週6~7程埋まる状況になりました。
時間は現役学生と比べて多くあります。
説明会や動画を見返して、どうにか共通点が産まれるように志望動機を作り上げました。
それでも1次面接を突破した会社は2つしかありませんでした。面接へは今でも絶望しています。
私にとって運が良かったのは、第一志望が偶然1次面接を突破したことでしょう。
拡大傾向で需要があった、講義や研究の経験が業種にマッチしていた、会社の行動指針が自分と重なっていた。
幾つか理由は挙げられますが、最終面接を通過したことは未だに幸運としか思えません。
AIに聞く面接対策
- 自分の強み・長所と短所を把握する
- 企業研究を徹底的に行い、商品・サービス・業界動向を理解する
- 過去の失敗談や失敗から学んだことについて話せるようにしておく
- 基本的な自己PRや志望動機、仕事の意欲について答えをまとめておく
- 素早く的確な返答ができるように面接の想定問答を何度も繰り返し練習する
既卒者が面接でよく聞かれる質問は? 頻出質問10選と経験談を比べてみた
就職エージェントを用いていたとしても、新卒枠で就職していても面接は絶対に避けられません。 そして面接は会話するための準備が必須となります。 最低限のマナーを守...
【既卒向け】人生終了しないための就活のコツ3選
他サイトでも度々既卒への就活のコツが語られています。
体験した中で特に参考になった、3項目について掘り下げていきます。
今日が一番若い日、なるべく早く行動
就活サイトからの就活であれば3月~4月、公務員試験であれば4月~5月。
慣例は崩れつつありますが、新卒が関わる就活は特定の期間に一極集中しています。
一方で既卒や第二新卒向けの就活はどの月でも行われています。
ボーナスをもらった直後の四半期直後、入社後すぐに退職した人を補填する初夏などある程度規則性はありますが、どの月でも応募がかけられているのが実情です。
空白期間が長くなるほど、求められる水準も高くなってきます。
時間が空いているのであれば既卒は一日でも早い活動が求められるのです。
既卒・第二新卒へ特化したエージェントへ相談
既卒の就活情報は新卒のときに利用していたマイナビ・リクナビからだけではありません。
また、就職エージェントを利用するにしても、ハイエンド型では既卒や第二新卒は拒否される傾向にあります。
一方で、既卒や第二新卒に特化したエージェントもいくつかありました。
- 会社側が辞めた、就職できていないことを知っている
- 新年から年末まで欠かさず情報が送られてくる
- 受けたいと言えばエントリーシートの代行から面接の練習まで請け負ってくれる
- 拒否理由もエージェント経由で伝えられる
望んだ業種の情報が得られるかは運次第なため、気になったサービスがあれば並行して利用することをおすすめします。
ただし面接状況は必ず共有するようにしましょう。
空白期間を聞かれた際、前向きさを見せる
既卒になった以上、面接で空白期間について必ず聞かれると覚悟してください。
少なくとも私は数十の面接で聞かれなかったことは一度もありません。
既卒者と新卒者に区別してはならないとはされています。
しかし、直前に何をしていたか語れないのであれば、たとえ遊びほうけてた学生よりも良い評価は得られません。
また長くなればなるほど、空白期間への評価は厳しくなります。
就労移行支援や就職エージェントの利用、あるいは就職留年による研究活動などはポジティブな空白期間を答えるうえで助けになるでしょう。
まとめ:既卒≠人生終了。諦めなければ道はある
- 既卒とは……大学や専門学校などを卒業する直前の新卒採用の応募・選考のタイミングを逃した人
- 面接が苦手な既卒の体験談
人生終了しないための就活のコツ3選
- なるべく早く行動
- 既卒・第二新卒へ特化したエージェントへ相談
- 空白期間を聞かれた際、前向きさを見せる
既卒者の就職活動といえば、決して容易なイメージはありません。
「新卒者より就職が難しい」「企業は既卒者を敬遠する」など、ネガティブなイメージが強いのが実情でしょう。
しかし、就職活動を諦める必要は全くありません。
既卒でも十分に(技術派遣ではない)正社員への道は残っていると、本記事では体験談と共に示してきました。
既卒だからと諦めず、次の一歩を早急に進めていただければ幸いです。
20代既卒・第二新卒向け おすすめ就職エージェント紹介
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