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新卒チケットがなくても大丈夫! 既卒者が採用を勝ち取る方法5選
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既卒となった今、改めて就職活動のやり方を知りたい!
近年の売り手市場で新卒の就職成功率は9割(文部科学省算出)に達する一方、既卒の内定保有率は5割未満を維持しているデータもあります。
これは企業の新卒のポテンシャルに賭ける思いや、既卒への不信感、競争率の高さなどが影響しています。
また、フリーターの年数が増えていくにつれて正社員就職の成功率が減っていってしまいます。
この問題に対し厚生労働省は、既卒3年以内の新卒枠採用を呼び掛けています。
このため、雇用対策法第7条および第9条に基づき、厚生労働大臣が定め た「青少年の雇用機会の確保等に関して事業主が適切に対処するための指針」※ に、新卒採用に当たって、少なくとも卒業後3年間は応募できるよう にすることなどが追加されました。
3年以内既卒者は 新卒枠で応募受付を!!
しかし、現実はあまり普及しておらず新卒のみの一括採用(新卒チケット)の勢いは衰えていません。
では既卒は成功率の低い勝負をしなければならないのでしょうか。
本記事では既卒となった元学生に向けて、不安を払しょくするため、改めて就職するための手段5選を記していきます。
- ハローワーク:地域密着型の求人情報が豊富
- 新卒枠:若手人材であれば未経験でも受け入れられやすい
- 中途採用枠:経験を生かせるポジションが多くスキルや実績をアピール
- 正社員登用:実際の業務を通じて企業に自分をアピールできる
- 就職エージェント:無料で選考プロセス全般をサポートしてくれ、最も手軽でおすすめの手段
就職・転職エージェントは無料でカウンセリングを受けられるので、リスク負担なく比較検討できます。
それぞれの企業の強みや人との相性もあるので2~3社の登録がおすすめです。
\ IT業界と接しやすさが強み! /
全国可、営業職に強い、院卒向け……など他の就職・転職エージェントについては下の記事にまとめました。
目次
就職エージェントの利用
転職エージェントの役割とメリット
転職エージェントは求職者と企業の橋渡しをする専門家であり、求職者の転職活動全般をサポートする役割を担います。
メリット1:個々のニーズに合わせた求人
求職者の経歴やスキル、希望条件を詳しくヒアリングし、個々のニーズに合った求人を紹介します。
これにより、自分や転職サイトでは見つけられないような求人情報にアクセスできることが大きなメリットです。
メリット2:履歴書などの作成支援
転職エージェントは履歴書や職務経歴書の作成支援も行います。
専門的なアドバイスを受けながらより魅力的な応募書類を作成できるため、書類選考の通過率が高まります。
面接対策も充実しており、模擬面接や企業ごとの面接対策を通じて自信を持って面接に臨める仕組みです。
メリット3:企業との交渉を代理で行ってくれる
企業との交渉を代理で行ってくれる点も、転職エージェントの大きなメリットです。
給与や勤務条件の交渉は難しいことが多いですが、エージェントが間に入ることで求職者の希望を企業に効果的に伝えることができます。
このように、転職エージェントのサポートを受けることで転職活動がスムーズに進み、理想の職場に近づくことができるのです。
転職エージェントの初心者に向けた基本的な利用方法
転職エージェントを初めて利用する方にとって、その仕組みや利用方法は少し複雑に感じるかもしれません。
しかし、転職エージェントを効果的に利用することで、自分に合った求人を見つけやすくなり転職活動をスムーズに進められます。
転職エージェントの基本的な利用方法をまとめました。
STEP
転職エージェントに登録する
まずは、自分に合った転職エージェントに登録しましょう。以下のポイントを考慮して選びます。
- 専門分野: 自分の希望する業界や職種に強いエージェントを選ぶ
- サポート内容: 書類作成や面接対策のサポートが充実しているエージェントを選ぶ
- 口コミや評判: 実際に利用した人の口コミや評判を参考にする
個人的なおすすめ就職・転職エージェントは次の項目で説明します。
STEP
カウンセリングを受ける
登録後、エージェントとのカウンセリング(面談)があります。
カウンセリングでは自分の経歴や希望条件を詳しく伝えることが大切です。
- 自己紹介: 自分の職歴やスキル、転職の理由を簡潔に説明
- 希望条件の明確化: どのような仕事を希望するのか、勤務地や給与、働き方の条件などを具体的に伝える
- キャリアの方向性: 今後のキャリアプランや目標を共有する
STEP
求人紹介を受ける
カウンセリングを基に、エージェントが自分に合った求人を紹介してくれます。
複数の求人を提案されることが多いので、興味のある求人に応募しましょう。
- 求人の詳細確認: 提案された求人の仕事内容や条件をしっかり確認
- 応募企業の選定: 自分の希望に合った企業を選び、応募の意思をエージェントに伝える
STEP
書類作成と提出
応募企業が決まったら履歴書や職務経歴書を作成します。
エージェントが書類の作成をサポートしてくれることが多いので、アドバイスを活用しましょう。
- 履歴書の作成: 自分の強みやアピールポイントを明確に記す
- 職務経歴書の作成: 過去の職務経験を具体的に記述し、成果や実績を強調
- エージェントによる添削: 作成した書類をエージェントにチェックしてもらい、改善点を反映
STEP
面接対策
書類選考を通過したら、次は面接対策です。
- 模擬面接: エージェントと模擬面接を行い、実践的なアドバイスをもらう
- 面接のポイント: 企業ごとの面接で重視されるポイントや質問の傾向を教えてもらう
- 自分の強みのアピール: 面接で自分の強みをどうアピールするか、具体的なシナリオを練習
- 当日の心構え: ポジティブな姿勢で臨み、エージェントから教えてもらったポイントを意識
STEP
内定後のフォロー
面接を通過し、内定が出たら、エージェントと共に条件交渉や入社手続きを進めましょう。
転職が決まった後も、エージェントがアフターフォローをしてくれるサービスもあります。
- 条件交渉: 給与や勤務条件など、納得のいく条件になるようエージェントが交渉をサポートしてくれる
- 定期的な連絡: 転職後の様子を定期的に報告し、問題があればエージェントに相談できる
- キャリア相談: 将来的なキャリアについて引き続きアドバイスをもらえる
新卒枠として応募する
既卒者が新卒枠を利用して就職する方法は、いくつかの戦略と注意点を押さえることで効果的に行うことができます。
新卒枠の応募条件を確認する
まず、企業の採用ページや募集要項を確認し、新卒枠の応募条件に既卒者が含まれているかを確認します。
卒業後一定期間(一般的には1〜3年以内)の既卒者を新卒枠で受け入れている場合のみ応募が可能です。
- 理系大学院生
- 理系学部生
- 文系大学院生
- 文系学部生
- 高専生
- 既卒者
2025年3月に4年制大学及び大学院を卒業(修了)見込みの方
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(株)
※既卒の方、博士課程の方も新卒採用への応募は可能です。
大卒の場合、卒業後7年以内が募集対象となります。
既卒者(即時入社可能)コース
・卒業後の就業経験有:内定後、最短翌月1日付よりご入社いただけます。
・卒業後の就業経験無:翌4月1日付入社となります。
応募書類の準備
新卒枠に応募する際には、履歴書やエントリーシートを丁寧に準備することが重要です。
以下のポイントに注意して書類を作成しましょう。
- 履歴書:学歴や職歴の空白期間をポジティブに説明します。空白期間についての詳しくは下の参考記事でまとめています。
- エントリーシート:志望動機や自己PRの項目では、自分の強みやこれまでの経験を具体的に述べ、企業に対する熱意を伝えます。特に、新卒枠に応募する理由として企業の成長や文化に共感した点を強調すると効果的です。
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面接対策
面接では、新卒者と同じく、自分の強みや企業に対する意欲をしっかりと伝えることが求められます。
既卒者としての空白期間をポジティブに説明し、どのように企業に貢献できるかを具体的に述べましょう。
- 自己紹介: 自分の経歴やスキルを簡潔にまとめ、なぜその企業を志望するのかを明確に伝えます。
- 空白期間の説明: 前述のように、自己啓発やスキルアップのための期間であったことを具体的なエピソードと共に説明します。
- 志望動機: 企業のビジョンや理念に共感した点、具体的にどのように貢献できるかを述べます。
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インターンシップなどの経験を活かす
新卒枠に応募するまでの間に、自己成長やスキルアップに努めることも重要です。
インターンシップやアルバイトなどの経験をアピールし、企業が求めるスキルや知識を持っていることを示すことで、採用の確率を高めることができます。
またオンラインコースや専門学校を利用して、新しい知識やスキルを習得するのも手です。
障碍者のクローズ就労の場合は就労移行支援を利用する手段もあるでしょう。
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2年間にわたる失敗続きの模様と成功のコツについて、下の記事に詳しく載せています。
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中途採用として挑戦する
既卒者が就職活動を行う際には、中途採用枠として応募することも一つの有力な手段です。
新卒枠とは異なる中途採用の特徴とそのメリットを理解することで、効果的な就職活動を展開することができます。
新卒枠との違い
新卒枠は主に大学や専門学校を卒業したばかりの学生を対象としていますが、中途採用枠は既に社会人経験がある人を対象としています。
また、中途採用枠では即戦力としての能力が求められるため、実務経験や専門知識、過去の職務実績が重要視されます。
既卒者であっても社会人経験がある場合や特定のスキルセットを持っている場合は、中途採用枠への応募がおすすめです。
中途採用のメリット
- 即戦力としての評価:実務経験を持つことで、新卒枠よりも早期に責任ある仕事を任される可能性があります
- キャリアアップのチャンス:すでに社会人経験があることを前提なので、より高いポジションや専門性の高い職務を目指しやすい
- 応募のタイミングが柔軟:中途採用は通年で募集が行われており、自分の準備が整ったタイミングで応募できる
中途採用に成功するためのポイント
中途採用では職務経歴書が重要な役割を果たします。
過去の職務内容や具体的な実績から自分がどのように企業に貢献できるかが大切です。
アルバイトやインターンシップなどの経験を、分かりやすく具体的に経験を説明できるように準備しておきましょう。
インターンシップやアルバイトの活用(正社員登用制度)
正社員登用制度とは、インターンシップやアルバイトとして働く社員が一定の条件を満たした場合に、正社員として登用される仕組みのことです。
正社員登用制度を利用することで、企業は実際の業務を通じて能力や適性を評価でき、応募者は企業文化や業務内容を理解する機会が得られます。
一般的な条件には、一定の勤務期間、目標達成の実績、上司の評価、勤務態度などが含まれます。
評価のポイント
- 仕事への積極的な姿勢
- コミュニケーション能力
- 業務遂行能力(問題解決能力)
正社員登用制度の活用方法
インターンシップやアルバイト期間中には、具体的な目標を設定し、その達成に向けて努力することが重要です。
また、正社員登用を目指すには上司や同僚との良好な関係を築く必要もあります。
これらを掛け合わせてプロジェクトの成功やチームへの貢献度を具体的に上司に示すことで、企業からの評価が高まります。
特に、期限内に高品質な成果を出すことで、即戦力としての評価を得ることができます。
ただし、企業のビジョンやミッションに共感し、企業文化の理解を忘れないようにしてください。
公共の就職支援サービスの利用
既卒者が就職活動を行う際、公共の就職支援サービスを、特にハローワーク(公共職業安定所)の利用も手です。
ハローワークのメリット
- 地元の中小企業を中心に、幅広い業種や職種の求人が掲載
- サービスはすべて無料
- 職業訓練プログラムも提供
総じて利用までのハードルが低く、就職するまでのサポートも志望すれば受けられるサービスです。
ハローワークの利用方法
STEP
登録手続き
ハローワークを利用するためには、まず求職者登録が必要です。
最寄りのハローワークに足を運び、求職申込書に必要事項を記入して提出します。
STEP
キャリアカウンセリングの予約
登録後、キャリアカウンセリングを受けることも可能です。
カウンセリングは予約制となっており、専門のキャリアカウンセラーから個別のアドバイスを受けられます
STEP
求人情報の検索と応募
求人検索システムで希望に合った求人を検索します。
気になる求人が見つかった場合、ハローワークのスタッフに相談し、応募手続きや面接の準備を進めます。
STEP
職業訓練の申し込み
必要に応じて、ハローワークのスタッフと相談し、自分に適した訓練プログラムの選択も可能です。
訓練期間中は、一定の条件を満たせば訓練手当が支給される場合もあります。
ハローワークと就職エージェントの違い
項目 | 就職エージェント | ハローワーク(公共職業安定所) |
---|---|---|
運営母体 | 民間企業 | 厚生労働省 |
求人情報 | 非公開求人が充実 ※各社ごとに特徴アリ | 地元企業の求人が充実 |
職業訓練プログラム 就職支援セミナー | 会社によって異なる | |
キャリアカウンセリング | ||
選考プロセスのサポート | ||
待遇交渉の代行 | ||
使い分け | 専門的なアドバイスや非公開求人を求める場合 | 地域密着型の求人や職業訓練を活用したい場合 |
まとめ:どの手段も利用できるが、一番楽なのは就職エージェントの利用
就職活動にはさまざまな方法がありますが、それぞれにメリットがあります。
- ハローワーク:地域密着型の求人情報が豊富
- 新卒枠:若手人材であれば未経験でも受け入れられやすい
- 中途採用枠:経験を生かせるポジションが多くスキルや実績をアピール
- 正社員登用:実際の業務を通じて企業に自分をアピールできる
- 就職エージェント:無料で選考プロセス全般をサポートしてくれ、最も手軽でおすすめの手段
特にエージェントは求職者の希望に合った求人を紹介し、選考プロセス全般をサポートしてくれます。
さらに非公開求人の紹介や給与交渉の代行も行ってくれるため、求職者にとって非常に心強い存在です。
就職エージェントの利用は完全無料であり、担当者や企業の個性などから複数の利用が推奨されています。
気になったサービス、自分に合ったサービスがあれば登録してみることをおすすめします。
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