この記事には広告が含まれます。
既卒者の就活:nnt(ない内定)からの再スタート
「nnt(ない内定)…」冬を越えてもまだ内定がないあなたへ。
焦りや不安で押しつぶされそうな今、必要なのは冷静な現状分析と、未来への行動です。
nntから抜け出すための具体的な方法、そして内定を勝ち取った先輩たちの体験談を紹介。
諦めない限り、あなたの就活はまだ終わっていません!
本ブログでは周りに相談できる人が居ない方向けに、無料で利用できる就活エージェントをおすすめしています。
自己分析を見てくれる相手がいないと、自分の本当の強みに気付けないかもしれません。
就活エージェントは個々の企業の強みやエージェントとの相性から2~3社の利用がおすすめです。
\ IT業界と接しやすさが強み! /
全国可、営業職に強い、院卒向け……など他の就職・転職エージェントについては下の記事にまとめました。
目次
nntの現状を理解する
現在の就職状況と統計データ
皆さんが経験しているように、就職活動は非常に競争が激しく、特に既卒となるとその壁は一層高く感じられるかもしれません。
実際、多くの既卒者が「nnt(ない内定)」状態を経験しているのが現実です。
年 | 就職率(%) | 職に就いた人+進学の割合(%) |
---|---|---|
2016 | 74.7 | 90.3 |
2017 | 76.1 | 91.3 |
2018 | 77.1 | 92.2 |
2019 | 78.0 | 92.7 |
2020 | 77.7 | 92.2 |
2021 | 74.2 | 89.7 |
2022 | 74.5 | 90.4 |
ここ数年新卒者の内定率は75%程度、進学を含めると約90%を超えます。
一方で、既卒の内定保有率は5割未満を維持しているデータもあります。
また、フリーターの年数が増えていくにつれて正社員就職の成功率が減っていってしまいます。
これだけの差がある理由としては、企業が新卒を優先しがちで、既に社会に出てしまった人材には慎重な姿勢をとる傾向があるためです。
内定が取れない理由とその悩み
nnt状態に陥ってしまう理由は様々ですが、以下のような要因が主なものとして挙げられます。
- 即戦力としての経験不足:特に「既卒」の方々は、新卒に比べて企業側から見たときの即戦力が低いと見なされがちです
- 自己PRや志望動機の弱さ:面接やエントリーシート(ES)での自己PRや志望動機が不十分な場合、他の候補者に比べて不利になります
- ターゲット企業の選定ミス:自分に合った企業を選定できていないことで、なかなか内定が出ない場合があります
これにより、多くの既卒者が「自分には価値がないのではないか」「もう遅いのではないか」と感じてしまうことが少なくありません。
このような不安やストレスが一層就職活動を難しくしてしまうのです。
nntがもたらす心理的な影響
内定が取れない状況が長く続くと、心理的な負担も大きくなります。例えば、以下のような影響が考えられます。
- 自信喪失:繰り返しの不採用通知により、自信を失うことが多いです
- モチベーション低下:就職活動に対する意欲が低下し、さらなる活動が億劫になります
- 社会的孤立感:周りが次々と内定を獲得していく中で、孤立感や劣等感を感じることがあります
こうした心理的な影響は、nnt状態を脱するための新たな挑戦を阻む大きな壁となります。
【原因別】nntから抜け出すための具体的な行動計画
自己分析不足
自己PRは「自分の強み」「具体的なエピソード」「企業への貢献」を順に述べることで、説得力のあるアピールが可能となります。
特に大切な点は自分の強みを客観的に分析し、それがどのように職場で役立つかを考える点です。
エピソードは、過去のアルバイトやボランティア活動、インターンシップなど、実際の経験に基づくものが望ましいです。
具体的なエピソードを用いることで、自分の強みが実際の行動としてどのように発揮されたかを示すことができます。
さらに、企業が求める人物像やスキルに合わせて自己PRをカスタマイズすることで、採用担当者にとってより魅力的なアピールとなります。
未経験でも大丈夫!20代既卒者の自己PRとおすすめサポート活用法
既卒になって、どうやって自分の強みを出せばいいか分からない 就職活動でのスタートラインに立つために、20代既卒者が持つ特有の強みを活かし、効果的な自己PRを作成す...
企業研究不足
まずは自分自身の価値観、強み、興味関心を整理しましょう。
自己分析ツールを活用したり、キャリアセンターで相談するのも有効です。
企業ホームページや業界地図、新聞記事、業界研究サイトなどを活用し、2~3の業界、5~10社に絞り込み徹底的に調べましょう。
SWOT分析などのフレームワークを活用し、企業の強みや差別化ポイントを分析していきます。
これらの企業研究で得た情報を元に、効果的な自己PRや逆質問を準備しましょう。
ES対策不足
最初に企業が求める人物像を具体的にイメージし、自信の経験やスキルと結び付けましょう。
具体的なエピソードや数字を交えながら、説得力を持たせることが重要です。
ES完成後は、誤字脱字がないか、文章が分かりやすいか、第三者にチェックしてもらいましょう。
就職エージェントなどで添削指導を受けるのもおすすめです。
ただし、企業ごとに求める人物像や選考基準は異なるため、企業ごとにESの内容を調整し、企業の求める内容に合致したESを作成しましょう。
面接対策不足
企業の求める人物像や、過去の面接での質問内容を参考に、想定される質問と回答を事前に準備しましょう。
また面接官に好印象を与えられるよう、ハキハキとした口調で、簡潔で分かりやすい話し方を心がけましょう。
意外と忘れがちな点として第一印象は非常に重要です。
企業の雰囲気に合った清潔感のある服装を選び、身だしなみを整えましょう。
既卒者が面接でよく聞かれる質問は? 頻出質問10選と経験談を比べてみた
就職エージェントを用いていたとしても、新卒枠で就職していても面接は絶対に避けられません。 そして面接は会話するための準備が必須となります。 最低限のマナーを守...
活用すべきリソースとサポート
ハローワークは地域密着型の求人情報が豊富です。
新卒枠として応募する方法では若手人材であれば未経験でも受け入れられやすいです。
中途採用枠は経験を生かせるポジションが多くスキルや実績をアピールできます。
正社員登用を狙う方法では、実際の業務を通じて企業に自分をアピール可能です。
エージェントは求職者の希望に合った求人を紹介し、選考プロセス全般をサポートしてくれます。
新卒チケットがなくても大丈夫! 既卒者が採用を勝ち取る方法5選
既卒となった今、改めて就職活動のやり方を知りたい! 近年の売り手市場で新卒の就職成功率は9割(文部科学省算出)に達する一方、既卒の内定保有率は5割未満を維持して...
項目 | 就職エージェント | ハローワーク(公共職業安定所) |
---|---|---|
運営母体 | 民間企業 | 厚生労働省 |
求人情報 | 非公開求人が充実 ※各社ごとに特徴アリ | 地元企業の求人が充実 |
職業訓練プログラム 就職支援セミナー | 会社によって異なる | |
キャリアカウンセリング | ||
選考プロセスのサポート | ||
待遇交渉の代行 | ||
使い分け | 専門的なアドバイスや非公開求人を求める場合 | 地域密着型の求人や職業訓練を活用したい場合 |
特に既卒が利用しやすいハローワークと就職エージェントの比較を下の記事でしました。
結論として、キャリアカウンセリングから全般をサポートしてくれる就職エージェントを本ブログではおすすめしています。
就職エージェントの利用は完全無料であり、担当者や企業の個性などから複数の利用が推奨されています。
いずれも登録に数分間で済むのもメリットです。
ハローワーク vs. 就職エージェント:既卒はどちらが向いている?
ハローワークと就職エージェントのどっちが私に向いているのだろう? ハローワークは、地元密着型の求人情報を提供し、公共機関ならではの安心感があります。 職業訓練...
20代既卒・第二新卒向け おすすめ就職エージェント紹介
スクロールできます
効果的な就職活動の進め方
一番おすすめしている就職エージェントの利用ステップについて示しています。
内部リンク紹介
新卒枠での大手企業採用へ望みを託す方は、下の経験談が参考になるかもしれません。
既卒は人生終了じゃない! 正社員内定者が伝える既卒就活の体験談
既卒者の就職活動といえば、決して容易なイメージはありません。 「新卒者より就職が難しい」「企業は既卒者を敬遠する」など、ネガティブなイメージが強いのが実情でし...
STEP
転職エージェントに登録する
まずは、自分に合った転職エージェントに登録しましょう。以下のポイントを考慮して選びます。
- 専門分野: 自分の希望する業界や職種に強いエージェントを選ぶ
- サポート内容: 書類作成や面接対策のサポートが充実しているエージェントを選ぶ
- 口コミや評判: 実際に利用した人の口コミや評判を参考にする
個人的なおすすめ就職・転職エージェントは次の項目で説明します。
STEP
カウンセリングを受ける
登録後、エージェントとのカウンセリング(面談)があります。
カウンセリングでは自分の経歴や希望条件を詳しく伝えることが大切です。
- 自己紹介: 自分の職歴やスキル、転職の理由を簡潔に説明
- 希望条件の明確化: どのような仕事を希望するのか、勤務地や給与、働き方の条件などを具体的に伝える
- キャリアの方向性: 今後のキャリアプランや目標を共有する
STEP
求人紹介を受ける
カウンセリングを基に、エージェントが自分に合った求人を紹介してくれます。
複数の求人を提案されることが多いので、興味のある求人に応募しましょう。
- 求人の詳細確認: 提案された求人の仕事内容や条件をしっかり確認
- 応募企業の選定: 自分の希望に合った企業を選び、応募の意思をエージェントに伝える
STEP
書類作成と提出
応募企業が決まったら履歴書や職務経歴書を作成します。
エージェントが書類の作成をサポートしてくれることが多いので、アドバイスを活用しましょう。
- 履歴書の作成: 自分の強みやアピールポイントを明確に記す
- 職務経歴書の作成: 過去の職務経験を具体的に記述し、成果や実績を強調
- エージェントによる添削: 作成した書類をエージェントにチェックしてもらい、改善点を反映
STEP
面接対策
書類選考を通過したら、次は面接対策です。
- 模擬面接: エージェントと模擬面接を行い、実践的なアドバイスをもらう
- 面接のポイント: 企業ごとの面接で重視されるポイントや質問の傾向を教えてもらう
- 自分の強みのアピール: 面接で自分の強みをどうアピールするか、具体的なシナリオを練習
- 当日の心構え: ポジティブな姿勢で臨み、エージェントから教えてもらったポイントを意識
STEP
内定後のフォロー
面接を通過し、内定が出たら、エージェントと共に条件交渉や入社手続きを進めましょう。
転職が決まった後も、エージェントがアフターフォローをしてくれるサービスもあります。
- 条件交渉: 給与や勤務条件など、納得のいく条件になるようエージェントが交渉をサポートしてくれる
- 定期的な連絡: 転職後の様子を定期的に報告し、問題があればエージェントに相談できる
- キャリア相談: 将来的なキャリアについて引き続きアドバイスをもらえる
まとめ:nntは終わりじゃない!未来を切り開くためのスタート
冬になっても内定を得られず、「NNT」という言葉が頭をよぎるかもしれません。
周りの友人たちが内定を得ていく中で、焦りや不安、そして自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
しかし、NNTは決してあなたの価値を否定するものではありません。
むしろ、自分自身を見つめ直し、未来を切り開くための貴重な時間と捉えるべきです。
就職活動は、自分自身と向き合い、本当にやりたいこと、自分の強み、そして未来について深く考える貴重な機会です。
- 企業研究不足を感じているのなら、改めて自分自身の興味関心を整理し、多くの企業に触れてみる
- ESでうまく自分を表現できないのなら、自己分析を深め、あなたの経験やスキルを効果的に伝える方法を学ぶ
- 面接でうまく話せないのなら、練習を重ね、自信を持って自分自身の言葉で思いを伝えられるように努力
焦らず、諦めず、そして自分自身を信じて進んでいきましょう。